ルート66(17日目)カリフォルニア州・サンディエゴ(2)

【2012.06.22】
 サンディエゴ散策に当てた1日、Sunnyがサンディエゴの見所をピックアップしてくれる。その中からサンディエゴの見所であるアメリカ海軍の誇った空母ミッドウェイ(既に退役済)を選択し、ゆっくりと見学する。退役したと思われる高齢の男性以外に若い女性や平日の金曜日だというのに小学児童と思われる子供も実に多い。

ミッドウェイは、その内部の詳細はもちろん幾種類もの退役艦載機が展示され、戦闘機を含めその中の数機には見学者は操縦席に座ることもできる。“軍事機密”という言葉が何を意味するのか知らないが、ここでは空母と艦載機の姿が全て公開されていると思われるほどオープンに展示されている。輸送機の腹に座り、戦闘機の操縦席に座り、空母の窮屈な司令室や兵士のベッドを見ていると、なにかしら“身を犠牲にして国を守ることの誇らしさ”のような高揚感に包まれる。

アメリカは広く、また自由な国であり、さらに人種もさまざまである。この国の意思を一つにまとめあげることは、それは難しかろうと察せられる。その困難な意思統合、そのキーワードが“自由と国防”であり、高く掲げたこの二つの理想には国民の誰にも反対させない、アメリカ国民の全てはこの二つの理想の実現には忠実であらねばならないとする見えざる哲学が存在しているように思える。

アメリカでは至るところに国のために尽くした人々の慰霊塔があり、また常に整備されている兵士の墓があり、旗日とは思えないのに民家の敷地にへんぽんと翻る星条旗を見ることができる。またブランソンの劇場ではカントリー&ウエスタンの最終場面では誰もが起立し、退役軍人等を讃える歌に拍手していた。
包み隠さず公開していると思わせる空母ミッドウェイ。アメリカの子供たちは、それを見学し、それに触れながら、“いいのか!いいのだろうか!”と後ろめたい思いを引きずりながらも高揚させられていった私と同じように、後ろめたさがくっつかない清い“自由と国を守る意思”を自らの意思として高揚させてゆくのだろうか。66歳の年齢は、真理と思われている哲学にさえも疑いを挟む年頃なのだろうか、杞憂であればいいが、、。

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