ルート66(13日目)アリゾナ州フラッグ・スタッフ(2) グランドキャニオン

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【2012.06.18】
グランドキャニオンは、もともとはコロラド高原の平坦な大地を今から百万年にも及ぶ時の中で雨が、大地の硬い部分を残し、柔らかい部分を洗い流し続けた結果、最広部の幅29km、最深部の深さ1600km、延長400kmに及ぶ大渓谷を造形したものであり、1979年に世界遺産に登録されている。

我々4人は、R66コースからは若干離脱するがグランドキャニオンは抑えておこうとフラッグスタッフに2泊(17・18日)することとし、18日の丸1日をこの見学に当てた。グランドキャニオンの夜明けは5時15分、日の入りは21時48分とのことであり、18日の3時15分に我々は眠い目をこすりながら大渓谷に向かった。大渓谷の壮大なパノラマが目覚める夜明け、大渓谷の変化に富んだ大地の表情が黒から白に変化する間の光のグラデーションは期待通りであり、この瞬間を見逃すまいと世界各地から集まってきた数百人の見学者の中から拍手が起こる。

我々が訪れた数十キロに及ぶ谷の南サイドの見学コースには数十箇所のビューポントが設定されており、我々はそれらのビューポントのうち最も中心的なマサーポイントを含め、渓谷の東から西を4区画に区分し各々のコースを15分間隔で巡回している無料のシャトルバスを利用し、最東と最西のポイントのほか数ポイントに降り立ち、時間と雨水が作り出す大地の壮大なパノラマを堪能し、画家のTackyは、「オラ、コン風景バ表現デキロカ」と言いつつ、時を忘れてこの情景をキャンパスに写し取っていた。

夕方7時48分、グランドキャニオンの大渓谷を光で満たしていた太陽が西のコロラド大地に沈むとたちまち渓谷は黒の世界に変わる。Tackyは、落ちきった太陽の残滓で光を失った岩の色をキャンパスに落としながら、「色ン違ウモンネェー」と情けない声を立て、筆を洗った。

グランドキャニオンは、アメリカを代表する観光名所であり、その名と評判に恥じない感動ポイントであった。それにしても、朝の3時から夜の10時まで、20時間に及ぶ欲張り観光に“数え66歳”の若作高齢者の身にはかなり堪えたばい。

そう言えば、アメリカに行くなら‘自己主張しなければ’の意識で作ったお揃いの“四人組似顔絵プリントTシャツ“を着て、各々カウボーイハットを被りアメリカ人に成りきっている我々を見て、「変なオジサンがいる!」などと見当違いの評価を投げていったジャパニーズカップルの若者がいたが、そんな偏狭な了見だから将来の日本が危ういと言われるとですばい!

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