ルート66(3日目) ミズーリ州・ブランソン

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【2012.06.08】
  “Days inn”をAM9時に出立する。向かうのはカントリー&ウエスタン歌手のチャーリー永谷さんが"アメリカを知るためには主に黒人に支持されているジャズやブルースだけでなく、主に白人に支えられているカントリー&ウエスタンを知る必要がある。そのためには常時このライブが楽しめるブランソンを訪問した方がいい。”との助言に基づき、ミズーリ州のブランソンに向かう。R66 のルートからは若干逸れるが、本場のカントリー&ウエスタンによりアメリカを知ることができるとはこれを外すわけにはいかない。

 我々のR66ドライブは、アメリカの反映を支えたマザーロードR66を丁寧にたどる旅ではあるが、状況の変化にも柔軟に対応できるのだ。何分、あらかじめ宿泊場所を抑えているのは、アメリカ居住の熊本の先輩との面会の約束日がある場所など極くわずかなところだけであり、何を隠そう、宿泊場所のほとんどは、出たとこ勝負の飛び込みで決めているのだから。でも、日本を発って5日目の今日、これまで全く支障はないぞ。

 カントリー&ウエスタンの演奏会場には、1500人収容規模の大きなホールに500人程度の聴衆が集まっている。演奏開始は、午後8時からであり、聴衆は空腹を抱えていると思われるものの、会場ではポップコーンなど軽い食べ物とソフトドリンクしか許されていない。アルコールは御法度である。一方、ブルースの会場は、狭く薄暗く、ヘビーな食べ物を含め無論アルコールも積極的に勧められる様であり、さらにアメリカの象徴のような大きな白人の男と若い黒人女性が抱擁しあっていても特段違和感を生じない。加えて、白人と黒人とが混在していたブルースに対して、カントリー&ウエスタン会場の500人の聴衆の中には一人として黒人がいない。

 カントリー&ウエスタンのプログラムが進む。終盤に入り、司会者が聴衆に「演奏している人の中で退役軍人は誰ぁれだ?」と問いかける。何人かの演奏者が中央に立ち、最後に退役軍人と思われる人がそこに立つと、我々も含めて聴衆のほとんどがその場で立ち上がり、拍手し、彼を讃える。

 日本では退役自衛官が自衛官だったということを理由として公衆からスタンディングオベーションを受けることはない。しかし、アメリカの大衆は、国のために戦った軍人にはいつまでも敬意を払っていくのだ。そう言えば、R66沿線の民家にこれといった特別の日ではないのに星条旗が掲げられている情景をよく見かけるが、これも退役軍人に対するアメリカ人の尊敬の気持ちと同じような愛国心の表現なのだろう。近年、日本では“旗日”でも国旗を掲げる家は少なくなっているよなぁ。

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