ルート66(12日目)アリゾナ州フラッグ・スタッフ

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【2012,06.17】

 ニューメキシコ州ギャラップ市のホテル“レッド ライオン”をAM8時15分にチェックアウトし、5万年前に落下した隕石の巨大な穴等を見学し、アリゾナ州フラッグ・スタッフに向かう。約300キロ余のドライブである。

 昨夜(16日)の夕食は、ロナルド レーガン大統領やハリウッドスターのハンブリー ボガード、アラン ラッドなども利用したギャラップ一番と噂される“エル・ランチョ”ホテルでの夕食を予約した。同ホテルの内装や調度品は、昔風のダークな色調に統一され、重厚であり、また食卓を囲む客の装いはシック、高い声で話をしたり、物音を立てたりはしない。また、不思議なことに一人として肥満の人はいない。

 我々はR66ドライブ仲間の似顔絵と“クマモン”をプリントしたTシャツ等を着込み、夕食に臨む。近くにいた客の一人は我々の様子が珍しいのか、「どこから来たのか、写真を撮らせて欲しい。」等と話しかけてくれる。また、子供連れの家族で食事を楽しんでいた高齢の御婦人も我々の方に微笑みを投げてくれる。食事を終え、調子に乗って豪華ソファー等にポーズを作り、暫し成金気分を楽しむことができた。

 1946年生まれの我々は、戦後、彼我の体格の相違と共に我々に君臨した欧米人に対し公言しがたい引け目トラウマを持っているように自覚する。しかし、こうしてR66を旅し、現地のアメリカの人々に触れ、拙いながら会話を交わしてみると、少なくとも過去のトラウマに基づく劣性コンコンプレックスが徐々に氷解していくように思われるのだ。

 今日のホテルは、フラッグスタッフの郊外の“ラグジュアー イン”、名前は立派だが、その料金は我々にふさわしく経済的な設定である。しかし、先に述べたホテルとしての基本的な設備のみ整っており、しかもWi-Fiが使え、財布に気兼ねすることなく日本の家族に元気コールも発信できる。

 贅沢に慣れた日本のお方々よ、ホテルに対しこれ以上何を望むか。安眠を約束してくれる安らぎの巣、これで十分じゃないか。さて、明日の朝食の食材を揃えにスーパーに行かなきゃあな。

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